王　龍（ワン　ロン）

　第３３章より登場。男性、年齢不明（外見は老人）、ナチュラル。

　東アジアの犯罪組織・崑崙党のボス。最高幹部会『十仙』の第一位であり、他者からは敬意を込めて『大仙』とも呼
ばれる。

　長く白い髭が良く似合う好々爺に見えるが、その本性は冷酷非情。長きに渡り犯罪組織の頂点に君臨してきただけ
あって、腹の底を読ませない。「王　龍」という名も偽名で、本名は誰も知らない。

　裏切る可能性がある身内より、自分を苦しめる優秀な敵を信頼するという変わった性格をしている。崑崙党と敵対関
係にあるディプレクターのアンドリュー・バルトフェルドや、桜道会の会長・桜道灯については高く評価しており、特に灯
は崑崙党の幹部として迎え入れたいと思っている。

　部下であるアンドレイ・ロマノフについては、その功績は認めてはいるが、最近のロマノフの勢力拡大は警戒してお
り、冷戦状態になりつつある。